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乙女ゲーが好きです! ときメモGSシリーズはもっと好きです!! ・・・最近、このブログが砂と柴の交換日記化してる件w

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リクSS コウちゃんと旅行②

砂です(*´ω`*)

コウちゃんと旅行②です!!

はたして何話になるかなあ?



コウちゃん・・・ウフフフ・・・コウちゃん・・・(*´д`*)ハァハァハァアハァ・・・



あ、さーせん!
つづきクリックプリーズ(^p^)

    コウちゃんと旅行②         by 柴犬





「・・・・はい?」

困惑しながら目の前の2枚のチケットをみつめる。
自分の母親の口から今信じられない言葉を聞いたような気が・・・。

「・・・あの?」
「もうっ『あの?』じゃないわよ。聞いてた?」

お母さんの声に無言でこくこくと頷く。
聞いてはいたけど・・・。
目の前には数日前に母親にプレゼントしたあの温泉センターの宿泊券が並べられている。

「行ってきたら?コウくんと。」
「コウくんとって・・・・・・・・・・・・ええっ!?」

まって・・・やっぱり今なんか信じられない言葉を聞いたような・・・。

「もうっ2回目よ。これ言うの。」
「うん。・・・私も2回聞いた・・・よ?」

でも、お母さん喜んでたよね。
あの券あげた時・・・。
お父さんと行ってこようかな~とか言ってた・・・よね?

「あの・・・その券お父さんと行くって言ってなかったっけ?」
「そうよ~行くつもりだったけど、話してくれないんだもん。」

そう言って腕を組んでぷっとむくれている。

よくコウちゃんとか瑠夏くんに、お前ってお母さんそっくりとか言われるけど・・・。
ああ・・・きっとこういう所似てるのかなぁ・・・。

「昨日、桜井さんが訪ねて来てびっくりしちゃった。」

は?

口がポカンと開く。

「え?・・・えっ・・・ちょっ・・・ちょっと待って話がよくわからないんだけど・・・。」
「もうっ話聞いてた?」
「うん、聞いてたけど・・・あの出来れば昨日の話から聞かせて?」

お母さんがしょうがないわね~ってため息をついてお茶をすする。
今の話で分かるほうがおかしいと思うんだけど・・・。

「あのね、昨日桜井さんが訪ねてきたの・・・。」

お母さんはコウちゃん達のお母さんと結構仲良くしている。
実はこっちに引っ越して来た時にも挨拶に行ってたらしい。
ビックリしてたら、同級生の母親同士だもん知ってて当たり前でしょ。
とか胸を張って言われた。
それに、昔よく2人に遊んでもらってたでしょ。
近所の人達が教えてくれたもの。
って・・・親って結構子どもの事見てるんだなって、ちょっと気恥ずかしい。
けど・・・ちょっと感心っていうか、感動っていうか・・・。

コウちゃんのお母さんとは気が合うみたいで、再会してからも2人でお茶したりしてたみたい。
卒業してコウちゃんとお付き合いするようになってからそういうことを初めて聞いた。
コウちゃんのお母さんに口止めされてたみたい。
2人がいつも私のお世話になってすいませんってよく言ってらしたって。
でも、そんな風に言ってる事を2人が聞いたら嫌がるだろうからって・・・。

後になって聞かされてみると、そういえばって思い当たることいっぱいあった。
コウちゃんや瑠夏くんを見かける度に、お母さんがご飯食べて行きなさいって強引に家に引っ張り込んだりしてたし・・・。
私はそんなこと全然気が付かなくて・・・。
2人の事も私の事もみんなで見守ってってくれてたんだなって思った。

そういうことを話した時、コウちゃんはじっと黙って聞いた後に、俺らってホントに子どもだったんだなって穏やかに笑った。
ずっと1人で・・・ていうか2人でちゃんとやってるとか思ってたって。
瑠夏くんも何も言わなかったけど、ちょっとだけ嬉しそうに見えた。
私達三人は少しだけ大人になったんだなって思う。

「ちょっと、聞いてる?」
「え?あ・・・うん聞いてる聞いてる。」

疑わしげな表情でお母さんがこっちを見ている。

つまり、要約すると・・・昨日、こうちゃんのお母さんが訪ねて来て2人を旅行に行かせてやってくれませんかって頼まれた。
お母さんはどうやら瑠夏くんから話を聞いたらしい。
って瑠夏くんしかあの話聞いてないし、こうちゃんが言うはずないし・・・。
もうっ瑠夏くんてば・・・。
・・・ホントはちょっと嬉しいけど。
責任は必ず取るからお願いしますって頭を下げられたとか・・・・・・って?

「え・・・あ・・・あの責任って?」

おそるおそるお母さんを見るとお母さんが晴れやかな顔で笑った。

「やだぁ~それはやっぱりアレでしょ。」
「あ・・・アレって?」
「もうっお母さんに言わせないでよ~。ふふふ。」
「あの、ふふふって・・・。」
「もうっ向こうのお父さんと家のお父さんさんてこの前一緒に飲んで、孫が楽しみだ~って言ってたわよ。」
「・・・ええっ?」

一瞬で全身の熱が上がる。
なっなにを・・・・・・・・・・。
だって・・・だって・・・・・・・・・・。

「だってっまだっ・・・・・・。」
「まだ?」

そう聞き返されて固まってしまう。

「なるほど・・・これは是非とも作戦を成功させないと・・・。」

ぼそぼそとひとり言をつぶやいてうんうん頷いているお母さんを睨む。
なんかよく聞こえなかったけどよくないことを考えていることはよくわかる。
だって親子だし。

睨んでいる私をちらりと見てお母さんがにっこりと笑う。

「まぁ冗談はそれくらいにしといて。」

ガクッと力が抜けて体が傾ぐ。

「・・・・・・。」

自分の娘に対して言う冗談なの・・・それって・・・。
なんかすごく気分が上下してジェットコースターに乗ってるような・・・。
ため息交じりにお母さんを見るとにっこりと笑って首を傾げる。
もうっかわいこぶってもダメなんだからねっ。
じっとりと見つめ返すとやれやれという感じでほうっと息を吐いた。

「もうっ怒らないでよ~まぁ結婚って事でしょ。」

はい?

口をポカンと開けたまま呆然と固まる。

・・・・・・・・・・怒ってないけど・・・けど、けど・・・。

「・・・じょっ・・・また冗談?」
「もうっ何言ってるのよ。向こうは逃がすものかって感じよ~。将来安泰ね~コウくん頼りになりそうだし、誠実だし。」

お母さん・・・・・・・。

それはホントの事なんでしょうか・・・?

なんだかすごく疲れちゃったよ・・・・・・。












「なんか・・・悪ぃ。」

バスの通路側にそっぽを向いて座っていたコウちゃんがぽそりとつぶやいた。

「ううん、すっごくうれしいよ。」

にっこり笑って顔を覗き込むとぴんっとおでこを弾かれる。

「痛い・・・。」

ホントはぜんぜん痛くなかったけど、おでこを押さえてじっと見上げる。

「ばか。近ぇんだよ・・・顔が。」

あっちを向いているコウちゃんの耳がちょっと赤くなっている。
ちょっと可愛い。
って言ったらきっと怒るだろうけど。

「あの・・・ホントによかったの?」

その言葉にコウちゃんが深いため息を吐き出す。

「どうもこうも・・・。」

眉間にギュッと皺が寄っている。

まぁコウちゃんの意思とは裏腹にあれよあれよという間に話がまとまって、結局今日私達は温泉センターに行くバスの中。
向こうのお父さんとお母さんがコウちゃんの予定を聞き出してほぼ勝手に予約を入れたらしい。
そこのところあんまりはっきり言ってくれないから家族の間でどういうやり取りがあったのかよくわからないんだけど・・・。

「・・・ごめんね。」

コウちゃんがちゃんとしたくて、けじめをつけてたはずなのに・・・。
私が福引きでチケットを当てたばかりに事が大きくなっている様で申し訳ない気分になる。

「おい。」

上から呼ばれて顔を上げる。
いつの間にかうつむいて膝の上に乗せていた手ばかりを見ていたって気が付いた。
コウちゃんが口の端を引き挙げてニッと笑って私の頭の上に手をおいた。

「ったく。・・・温泉、楽しもうぜ。」
「・・・え?」
「だから、んな変な顔すんな。」
「だって・・・。」
「あのよ・・・家の馬鹿親が大騒ぎして悪ぃ。お前まで巻き込んで・・・。」

頭に置かれていた手が降りてきてそっと私の頬に触れる。

「ううん。」

その包み込むような大きな手にそっと手を重ねる。

「コウちゃん、ありがとう。」

思いが伝わるように、目をじっと見つめる。

来てくれてありがとう。

優しくしてくれてありがとう。

助けてくれてありがとう。

コウちゃんにありがとうって伝えたいことはたくさんある。
いつも照れて目を合わせようとしないこうちゃんにしては珍しく、目をそらさずに私を見返してくれている。

「・・・・・・。」
「・・・・・・?」
「・・・・・・。」
「・・・・・・コウちゃん?」

声を掛けるとはっとしたように身じろぎする。

「どうしたの?」
「いや・・・。」

コウちゃんがまだぼんやりしたように私の方を見詰めている。
そしてはっと小さく息を吐いた。

「ひはは・・・・。」

なんかほっぺたがつままれてるような気がするんですけど・・・。

「ほうひゃ~ん。ひゃんで~。」
「今みたいな顔、他の奴の前でするんじゃねーぞ。」
「ひぇぇ~?」

わかんないよ~。今の顔ってどんな顔なの~?

「ったく。あぁくそっ・・・わかってねえところが恐ぇ。」

舌打ちする音がして、ようやくほっぺたから手が離れる。

「もうっ。」

けっこう力いっぱい引っ張られたような・・・。

「う~~~~。」

ほっぺたをすりすりとさすりながら、じーーーーっとコウちゃんの顔を見上げる。

「ちっ・・・悪かったな。」
「もうっ。力いっぱい引っ張るなんてひどいよ。伸びたらどうするの。」
「へえへえ。・・・つーかあんな顔、瑠夏の前でしてみろ。即押し倒されんぞ・・・ったく。」

そっぽを向いてぶつぶつとつぶやいている。
・・・?なんか後半よく聞き取れなかったけど。

「瑠夏くんがどうかしたの?」
「なんでもねぇ。・・・そろそろ着くんじゃねぇか?」
「あ、ほんとだ!」

建物の外観が遠くの方に見える。
バスの外を見てはしゃいでいると、後ろからふっと息がかかる。

「どうしてため息?」

振り向いて首を傾げると頭をわしゃわしゃになでられる。

「も~っ・・・髪の毛がっ。」
「なんでもねえ。お前が気にする事じゃねえ。・・・俺が気にすることだ。」
「???」
「降りるぞ。」

コウちゃんが2人分の荷物を軽々と持ち上げる。
そして、もう片方の手を私に向かって差し出した。
普段は手を繋ぐのを嫌がるのに。
驚きながらその手を握ると、ぐっと引っ張り上げられて座席を立った勢いでどんっと目の前にある大きな体にぶつかる。

「ぼめん。」

鼻を押さえて言うとこうちゃんが呆れたように笑っている。

「ったく。相変わらずだな。」

そう言って、私の手を優しく引いて歩き出した。









    コウちゃんと旅行③につづく





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Author:砂布巾&柴犬
ときメモGSシリーズが
大好きすぎる一介の主腐です。
ああ・・・家事が手につかない(泣)
※砂布巾(クリスキー)→イラスト・記事管理
     手ブロでは『をとめ3号』ですが
     お好きに呼んでくださいv
※柴犬(シバスキー)→SS担当   
のヲタ友主腐2人でお送りしますw
なお、コメントや
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